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愛のレッスンは秘やかに  ロビン・ショーン

2009.06.05 *Fri
シークの庶子でハーフのヒーローと、夫のある身のヒロインを描いたヒストリカル。

 マグノリアロマンス 2009.05

ヒロイン:エリザベス・ペトレ(33) 大蔵大臣の妻
ヒーロー:ラミエル・デヴィントン(38) シークの庶子。サファイア卿

19世紀後半のロンドン。11歳と15歳の二人の息子を持つエリザベスは、夫との間に何年にもわたり夫婦生活が存在しない孤独な結婚生活を送っていた。エリザベスは、夫に愛人が存在するという噂を耳にしたことをきっかけに、子供たちのためにも夫を自分に振り向かせようと、男性を喜ばせる方法を身につけたい決意する。彼女は、シークと伯爵夫人の間に生まれた庶子であり、女性との噂の耐えないサファイア卿に、レッスンを依頼することにしたのだった。条件は肉体的接触を一切もたないこと。しかしレッスンが進むうちに彼女は自分のうちに秘めた欲望に驚き、目を背けられなくなってしまう。一方のサファイア卿ラミエルも冷酷な夫を振り向かせるためにレッスンを続ける彼女に、次第に強く惹きつけられていき・・・。


なんだかどっと疲れが。それに読み終わって残るこの嫌な感じ・・・。
途中までは悪くなかったんですよね。ヒロインがヒーローに愛の手ほどきのレッスンを頼む。しかも実技はなしで。という展開は“ラブ・レッスン”と同じなのですが、この作品のほうが、その過程の感情面がずっと丁寧に描かれていました。

中盤までは、ヒーロー・ヒロインそれぞれの抱えている苦しみがとても切実で、なんともやりきれない哀しい気分に。決してただ欲望に流される話ではなく、心の揺れ動きに焦点が当てられている感じでした。
丁寧に描かれているだけに展開が非常にスローペースで、読むのにえらく時間がかかったりもしたのですが、二人の子供がいる女性が夫の愛・幸せな家族を取り戻そうともがき、肉体的欲望に悩み、本当の愛を見つけるまでが、嘘臭くなく描かれてて納得できました。
だからこそ、その後の展開で、ラミエルとエリザベスの深い心の結びつきに感動できることを期待していたのですが。。

後半、ヒロインを取り囲む状況や事実があまりにもひどくって、どんどん陰鬱な気分にさせられてしまう・・・ここまでとは思わなかったし、こんなのはあまり読みたくなかったな。
結局暗い気持ちが先に立っちゃって感動もできず。。

きつい状況を描くならば、それに対峙できるくらいの心を揺さぶる何かがなくては、ただセンセーショナルなだけになってしまうと思うのですよね。
うー・・もう少しなんとかできなかったんだろうか。ちょっと残念でした。



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