スポンサーサイト

--.--.-- *--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

王子に魔法をかけられて  パトリシア・グラッソ

2009.08.04 *Tue
ロシア王家を描く“カザノフ・シリーズ”の1作目で、ヒロイン姉妹を描いた“ダグラス・トリロジー”の2作目になります。

 ソフトバンク文庫 2009.06

ヒロイン:サマンサ・ダグラス(18) メルローズ伯爵家令嬢
ヒーロー:ルドルフ・カザノフ(27) ロシア王子

1812年ロンドン。スコットランド貴族メルローズ伯爵家の次女サマンサは、初めての舞踏会を前に気持ちが沈んでいくのだった。事故で片足を引きずるようになってしまったサマンサは、自分は舞踏会で間違いなく壁の花になってしまうと思っていたのだ。しかしその夜、彼女はハンサムなロシアの王子ルドルフと出会い、幸せな時間を過ごしたのだった。だかその後ルドルフからの連絡は一切なかった。数ヵ月後、別の男性との婚約を発表しようとしていたサマンサの元に、突如ルドルフが姿を見せる。二人は庭で話をしていたところを、ルドルフと敵対している彼の弟の手によって誘拐されてしまう。何とか逃げ出すことに成功した二人は、身を隠すためにスコットランドへ向かうのだった・・・。

まーとにかくこのヒーロー、傲慢というよりただのわがまま王子。その精神構造は甘やかされた8歳児並です。
決して冷酷なわけではなくて、機嫌がいいときや物事が自分の思う方向に流れているときは、非常に余裕のある態度とともに、優しさを発揮。あまーい雰囲気でヒロインに魅力を振りまくのですが・・・・いったん自分の考えとは違った展開を見せたら、もー大変!!暴言吐きまくり、ヒロインを傷つけまくり、自分を正当化しまくりでございますよ。あまりの豹変振りに目が点・・・。
でもってその行動は・・・もー子供としか思えない!なんだこいつ?何でこんな奴をそこまで好きでいられるんだ、ヒロインよ!

で、そのヒロインのほうはというと、子供の頃に負った足の怪我の影響で、片足が不自由になってしまっています。そのことを非常に気にしていて、人目につくことを避ける傾向に。でも・・・実は隠された特技が。。(ここら辺のいきさつはトリロジーの1作目に書かれているようですね)
普段は物静かで、時に癇癪を起こすけれど、かなり悲観的。後半は足元を見てばかりのヒロインの様子に、なんかもーこっちもため息つくばかりでしたよ。こんな馬鹿王子のことでめそめそするなー!と言いたい。

王子、最初のうちは結構よかったんですけどねー。英国紳士の精神は持ち合わせていないけれど、余裕ある王子然とした雰囲気とかが、それはそれで魅力的だなと思ったりして。でも途中から王子への評価は落下の一途・・・。
とにかく、自分のとった行動に対して、もっと真摯に苦悩しろ!もーヒロインもあんまりにもあっさり許してしまいすぎ。これ絶対結婚生活でも、わがまま王子に振り回されっぱなしだよ・・・。

でも・・・気付いてみたらサクッと読めてしまっていました、この本。なんだかんだと、王子の人となりのぶっ飛び具合が面白くて、続きが気になってしまったのでした(笑)。あと、文章が読みやすいんですよね。この作者の違うヒーローの本を早く読んでみたいな。




この本はこのおバカ王子が長男である、ロシアのカザノフ王家を描いた“カザノフ・シリーズ”の1冊目になるわけですが、実はダグラス三姉妹を描いた“ダグラス・トリロジー”の2作目でもあります。

読んでいて、長女アンジェリカと侯爵のなれそめや、エマーソン家がダグラス家に行なった過去の非道な行為のいきさつなどが書かれた本がありそうだなと思っていたのですよね。
全体的に続きものの雰囲気が漂っていたので、できればトリロジーの1作目から読みたかったです。
“ダグラス・トリロジー”の3作目はヒロインの妹、行動的で姉妹で一番気が強いヴィクトリアのお話。こっちもかなり気になるんだけど、邦訳されないのかなぁ。

COMMENT (0)  TRACKBACK (0) 

COMMENT

Comment Form

TRACKBACK

TrackBack List

04
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30



カレンダー

03 | 2018/04 | 05
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -



検索フォーム

文庫レーベル名で検索できます



最新記事



カテゴリ

※アンソロジー (1)
アイリス・ジョハンセン (6)
アマンダ・クイック (9)
アン・グレイシー (2)
アンナ・ゴッドバーセン (1)
ヴィクトリア・アレクサンダー (3)
M.J.ローズ (1)
エリザベス・ソーントン (6)
エリザベス・ホイト (1)
エリザベス・ローウェル (1)
エリン・マッカーシー (1)
エロイザ・ジェームズ (4)
カーラ・キャシディ (1)
カーリン・タブキ (1)
ガーレン・フォリー (1)
カレン・ホーキンス (2)
カレン・マリー・モニング (3)
キャサリン・オルレッド (1)
キャサリン・コールター (15)
キャスリーン・E・ウッディウィス (3)
キャスリン・カスキー (1)
キャンディス・キャンプ (4)
クリスティーナ・ドット (10)
クレスリー・コール (2)
コニー・ブロックウェイ (3)
サブリナ・ジェフリーズ (1)
サリー・マッケンジー (1)
サンドラ・ブラウン (4)
J.R.ウォード (2)
ジェイン・アン・クレンツ (2)
ジェシカ・ベンソン (1)
シェリー・トマス (1)
シェリル・ホルト (1)
ジェン・ホリング (1)
ジャッキー・ダレサンドロ (3)
シャノン・マッケナ (5)
シャーレイン・ハリス (3)
シャロン・サラ (1)
ジュディス・マクノート (5)
ジュリー・ガーウッド (9)
ジュリア・クイン (5)
ジュリアン・マクリーン (1)
ジョージェット・ヘイヤー (1)
シルヴィア・デイ (2)
スーザン・アンダーセン (2)
スーザン・イーノック (2)
スーザン・ウィッグス (2)
スーザン・エリザベス・フィリップス (1)
スーザン・キャロル (1)
スーザン・ブロックマン (18)
ステファニー・ローレンス (2)
ソフィー・ジョーダン (2)
ソフィア・ナッシュ (1)
ダイアナ・パーマー (4)
ダイナ・マコール (1)
タラ・ジャンセン (1)
デボラ・マクギリヴレイ (1)
トレイシー・アン・ウォレン (1)
ノーラ・ロバーツ (1)
パトリシア・グラッソ (2)
パメラ・クレア (1)
ブレンダ・ジョイス (3)
ベティーナ・クラハン (1)
ペニー・ジョーダン (1)
マギー・シェイン (3)
マージョリー・M・リュウ (1)
メアリー・ジョー・パトニー (4)
リサ・クレイパス (15)
リサ・ジャクソン (3)
リサ・マリー・ライス (6)
リンゼイ・サンズ (1)
リンダ・ハワード (3)
リンダ・ラエル・ミラー (3)
ルーシー・モンロー (2)
レイチェル・ギブソン (1)
レベッカ・ヨーク (5)
ロビン・ショーン (1)
ローラ・キンセイル (1)
ローラ・リー (1)
ローラ・リー・ガーク (1)
ローリー・ハンデランド (1)
ローリ・フォスター (3)
ロレイン・ヒース (2)
ロレッタ・チェイス (1)
雑記・つぶやき (8)



プロフィール

ちょこ

Author:ちょこ
突然ロマンス小説の魅力にどっぷりはまりました。
備忘録として感想を綴っています。



月別アーカイブ



2010年1月 刊行予定

1/7 フローラブックス
 「暗号は愛のささやき」
     …ジェンナ・ピーターセン
 「ラブチャートは気ままに」
     …ダイアン・カステル

1/8 ライムブックス
 「愛は陽炎のごとく」
     …メレディス・デュラン
 「ヴィンテージ・ドレス・プリンセス」
     …メグ・キャボット

1/8 マグノリアロマンス
 「秘密の賭けは伯爵とともに」
   …ジェシカ・ベンソン
 「淡き影と愛の呪い」
   …ラリッサ・イオーネ

1/8 ランダムハウス講談社
 「静かに燃える宝石」
     …キャリン・モンク

1/9 ラズベリーブックス
 「漆黒の旅人―ザレク―」
   …シェリリン・ケニヨン
 「身代わりのレディと誓いの騎士」
   …ジュリア・レイサム

1/15 MIRA文庫
 「秘密のコテージ」
     …キャンディス・キャンプ
 「霧のぬくもり」
     …ヘザー・グレアム
 「ホテル・インフェルノ」
     …リンダ・ハワード
 「ビター・スウィート」
     …アン・スチュアート

1/上旬 ハヤカワ・イソラ文庫
 「林檎の庭の秘密」
     …サラ・アディソン・アレン
 「パリは恋と魔法の誘惑」
     …ケイティ・マカリスター

1/18 ソフトバンク文庫
 「黒き公爵の花嫁」
     …サマンサ・ジェイムズ
 「あなたに愛の歌声を」
     …パトリシア・グラッソ

1/20 二見書房
 「真夜中にワルツを」
     …ジャッキー・ダレサンドロ
 「夜の嵐」
     …キャサリン・コールター
 「高慢と偏見とゾンビ」
     …セス・グレアム/ジェイン・オースティン

1/20 ヴィレッジブックス
 「Dark Desires」
     …イヴ・シルヴァー
 「炎の山稜を越えてII アウトランダー18」
     …ダイアナ・ガバルドン
 「Breakneck」
     …エリカ・スピンドラー
 「妖精王女メリー・ジェントリー2 A CARESS OF TWILIGHT 上・下」
     …ローレル・K・ハミルトン

1/下旬 扶桑社ロマンス
 「青銅の騎士(1) レニングラード上・下」
     …ポリーナ・シモンズ
 「デモンズ・キス(仮)」
     …エヴァ・シルヴァー



リンク

このブログをリンクに追加する

ブログランキング・にほんブログ村へ



最新コメント



rain shininig



QRコード

QRコード



Copyright © ロマンス小説狂想曲 All Rights Reserved.
テンプレート配布者:サリイ (素材:ふるるか) ・・・ 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。