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プライドと情熱と  エリザベス・ソーントン

2009.08.10 *Mon
摂政期のロンドンと、騒乱のヨーロッパを舞台に描かれるヒストリカルロマンスです。

 二見文庫 2008.09

ヒロイン:ディアドレ・フェントン(24)  小さな農場を経営する貴族の令嬢
ヒーロー:ガレン・カヴァノー(30)  ラスボーン伯爵・少佐。

1815年、ロンドンに向かう途中で、ディアドレはラスボーンと再会した。5年前、社交界デビューしたばかりのディアドレは、女性との噂の耐えないラスボーンに対し、強い反感と嫌悪感を感じながらも心の奥で惹かれてもいた。だが、ある夜ラスボーンに激しく求められ、恐怖のあまり逃げ出してしまったのだった。ラスボーンは次の日スペインへ出征していってしまう。だがラスボーンは、出征している間も片時もディアドレのことを忘れられず、再会を果たした今、どんな手を使っても彼女を自分の物にしようと心に決めていた。ナポレオンのもと、ヨーロッパは再び戦火に包まれていき、二人も巻き込まれていくのだった。

あーーー苛々した!最後まで苛々しっぱなしでした。ストーリー自体は悪くないんですが、とにかくヒロインが苦手で、一挙手一投足に腹が立ってしまう。。。いつ変化が現れるのかなと思っていたんだけど、結局最後までさほど変わらず・・・。ディアドレは、自分にとって一番苦手なタイプでしたね。

序盤から、ディアドレが道徳心を振りかざし、噂だけで他の人を非難しまくる姿に苛々苛々。ヒーローのことを意識しすぎてそういう行動をとっているだけならまだしも、そのほかの人に対しても同じように振舞うから、うんざり。かつて母親が、再婚した義理父親の女問題で苦労をしたからとはいえ、他人に対して敬意すら払えないその行動がほんとに腹立たしい。しかも気が強すぎて、ラスボーンと顔を合わせれば言い合ってばかり。

ラスボーンのほうもなんでこんななんだろ。ソーントンの描くヒーローの尊大な雰囲気は嫌いじゃないんだけど、ラスボーンはちょっと行き過ぎだったなぁ。大事なことは伝えないし、発想の方向もなんだかおかしいし・・・。あれやこれやと策をめぐらせる姿は、ストーカーにしか思えず・・・。「彼女は私のものだ!」と心うちで何度も叫んでる姿に、本気で背筋がぞぞっとしてしまった。
うーん、でも相手がディアドレじゃなかったらもっとラスボーンは魅力的になっていたかもなんて思ってしまう、ヒーローたちには甘い自分もいたりして(笑)。

話し自体は、ワーテルローの戦いと絡みあわせていて、ドラマティックな展開などもあり、よくで来た話だなと思ったし、読ませられるのですが・・・・とにかくどーっと疲れてしまいました。
ホッド度も恋の罠シリーズなんかと比べると多少高めだし、気の強いH/Hの熱いやり取りが好きな人にはいいかもしれません・・・。


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