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夜の絆  キャサリン・コールター

2009.10.27 *Tue
リージェンシー・ロマンス“ナイト・トリロジー”の2作目です。

 二見文庫 2008.12

ヒロイン:リリー・トレメイン(19) マーカム男爵の令嬢
ヒーロー:ナイト・ウィンスロップ(27) 第八代キャッスルロス子爵

40までは結婚しないと公言してはばからないナイトは自他共に認める放蕩者の独身主義者。今の生活に何一つ不満がなく充実した日々を送っていたが、ある日いとこトリスの未亡人と名乗る女性と3人の子供たちがロンドンの彼の屋敷を訪ねてきた。彼は若く類まれなほど美しいその女性・リリーに一瞬にして魅せられ、思わず子供たちと彼女の身元を引き受けると約束してしまう。実はリリーは未亡人ではなくトリスの婚約者で、言い寄る男性を避けるために未亡人で子供の母親であると身分を偽っていたのだった。だが一つ屋根の下にリリーと子供たちと暮らしているという噂は社交界をかけめぐり、二人は人々の悪い噂の的になってしまう。そんな折、トリスの隠した宝石を手に入れようとする悪党がリリーのことを密かに狙っていたのだった・・・。

序盤、トリスのつれてきた気の強そうな子供たちに嫌な予感が・・・。基本的には子供がヒロインとヒーローの間にしゃしゃり出てくる話はあまり好みじゃないのもので。。でもこれが意外に平気でした。

確かに話のけっこうな部分が子供たちのことでしめられていたんですが、放蕩者で子供嫌いのはずのヒーローが、子供に翻弄されながらも驚くほど子供たちを愛情豊かにそして巧みに接するので、微笑ましかったです。
ヒロインは出会う男性がみんな一瞬でとりこになってしまうほどの絶世の美女のようで、その美しさの表現を呼んでる限りでは、今まで自分が読んだロマ本の中で1,2を争う美女なのではないかと思われ。でも、本人は至って無頓着で自分が美しいことに全然気付いていない様子で、子供たちを深く愛し、しっかりとしている心優しい女性でした。

そんなリリーを見るたびにナイトは一瞬にして欲望に流されてるわけですが、コールターのヒーローらしく、けっこう男性的な奔放な部分が当然のように描かれているので、まあなんというか不快に感じるほどではないけど、素敵だなーとは思えないわなーという感じでした。
まあ結婚してしまえば妻に忠実な夫になるのだろうからいいんでしょうけどね。

ストーリーも紆余曲折ありで最後まで面白かったです。相変わらずきゅんとするツボはないけれど(笑)。


☆ピンク☆ピンク☆ピンク☆ピンク


 ≪ナイト・トリロジー≫
   1.夜の炎
   2.夜の絆
   3.Night Storm
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