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深紅の月のしずく  レベッカ・ヨーク

2009.12.10 *Thu
ウェアウルフのヒーローが活躍する“ムーンシリーズ”4作目です。

 ランダムハウス講談社 2007.10

ヒロイン:オリヴィア・ウッドロック  ウッドロック一族の娘
ヒーロー:サム・モーガン(ジョニー・マーシャル) ウェアウルフ。泥棒

悪徳な富豪たちから金品を盗み、自然保護団体などに寄付をしているサムは、次のターゲットであるウッドロック家の屋敷に訪れていた。そこで出会った美しい金髪の女性オリヴィアに強烈に惹き付けられるが、彼女は敵の娘。しかし盗みに入った晩、オリヴィアは図ったかのように彼を待ち受けており、自分たちの手助けをして欲しいと言う。ウッドロック一族に伝わる家宝を取り替えてしほしいというものだった。サムはオリヴィアの話に裏があることを感じていたが、彼女のことが頭から離れなくなってしまい協力することにしたのだった。しかしウッドロック家を訪れた彼は、何者かに命を狙われ・・・。


このシリーズ、1作目はよかったけれど、その後2作品がいまいちで読むのが止まってしまっていたのですが、最近のパラノーマルブームに乗じてか5,6作が次々邦訳されたので、4作目読んでみました。

ふむー前作と前々作に比べると楽しめました。ただシリーズを通して特に共通の敵が居るわけでもなく、ウェアウルフであるヒーローが運命の伴侶であるヒロインと出会うっていう設定もかぶるので、目新しさをだそうとしているのか次々あらたなパラノーマル要素が組み込まれていくんですよね・・・。いったいどこを目指しているんだろ?と疑問が。毎回毎回新たな敵に対峙するってことに無理があるような気がします。

今回ヒロインの一族は、ある秘密を抱えていて、その“病気”の特効薬である秘薬を敵に盗まれてしまって一族全体が死にかけているという状態です。ヒロインの抱えている謎自体が結構気になるつくりになっていたので、それが明らかになるまでは中々楽しめたし、サムが運命の伴侶であるヒロインの心になかなか届かない想いに苦悩する姿も悪くなかったです。

でもどーもこれといってぱっとしない印象もいなめない・・・パラノーマル作品の溢れる昨今、それなり感がただよってしまうのでした・・・。


☆ピンク☆ピンク☆ピンク


  ≪ムーン・シリーズ≫ 
   1.いにしえの月に祈りを
   2.呪われた眠りの中で
   3.魔の月に誘われて
   4.深紅の月のしずく
   5.淡い月影の夜に 
   6.白い月の罠 

           
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