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冬空に舞う堕天使と  リサ・クレイパス

2009.02.26 *Thu
リサ・クレイパス 壁の花四部作の3作目です。

 ライムブックス 2007.3

ヒロイン:エヴァンジェリン・ジェナー(もうすぐ23) 賭博クラブオーナーの娘
ヒーロー:セントヴィンセント卿セバスチャン(32) 子爵・貧乏公爵家の跡取り

パリ一の放蕩者として名を馳せているセントヴィンセントの元に、壁の花の中でも内気で物静かなエヴィーが訪れる。驚いたことに彼女は自分と駆け落ちして欲しいというのだ。エヴィーの叔父たちは長年にわたり彼女を虐げ暴力をふるい、さらにはカジノのオーナーであるエヴィーの父が死にそうだとわかると、遺産目当てに無理やりエヴィーをいとこと結婚させようとしていた。エヴィーはセバスチャンが誘拐未遂事件を起こすほどお金に困っていることを理由に、彼に取引を持ちかけたのだった。そして二人は冬のスコットランドへ向けて旅立った。


前作、せっぱつまりすぎて駄目人間っぷりを発揮してくれたセバスチャンの元にエヴィーが訪れるという気になる展開で終わりましたが、その続きに当たるこのお話。

悪魔的な魅力で次々と女性をとりこにして放蕩の限りを尽くしていたセバスチャン。そんな魅力的過ぎるセバスチャンがエヴィーにせまっていく姿はドキドキものでたまりません。。文章からもセバスチャンの色気が香ってくるようで、くらくら(笑)。やはり退廃的な香り漂う男って魅力的だなぁ・・・。
そんな何事にも真剣にならなかったセバスチャンの心に、エヴィーが少しずつ変化をもたらしていきます。彼が変わっていく姿やエヴィーに心が惹かれていくに連れて、セバスチャンのやさしさがいたるところに見え隠れして、よかったです。
エヴィーは前2作を読んでるときはどうなることやらと心配な女の子だったけど、ふたを開ければ、確固たる意思と頭の良さと落ち着きを持った素敵なヒロインでした。エヴィーのセバスチャンへの深い愛情はかなりじーんとしました。エヴィーが他の男性と関わるとすぐ嫉妬して所有欲をあらわにするセバスチャンが微笑ましくてにまにましてしまいます…。

リサ・クレイパスのお気に入りヒーロー、ウェストクリフの活躍ぶりも嬉しいところなのですが、リリアンはやっぱり気の強いリリアンでした。もうちょっと二人のラブラブな様子も見たかったような・・・。それにしてもリリアンを驚かせたセントヴィンセントの。。。ぐぅ。拝見したい(笑)



    壁の花 1            壁の花 2           壁の花 3            壁の花 4 
                           
ひそやかな初夏の夜の    恋の香りは秋風にのって    冬空に舞う堕天使と      春の雨にぬれても
 


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