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快楽の園  キャンディス・キャンプ

2009.03.25 *Wed
クリスティン・ジェイムズ名義でハーレクインより刊行された作品の再版になります。

 MIRA文庫 2009.01

ヒロイン:ステファニー・タイラー  フリーライター
ヒーロー:ネイル・モラン(32)  アメフトのプロ選手

親友のタイから初めてステファニーを紹介された瞬間に彼女に恋に落ちたネイルは、ステファニーへの消えない強い想いを抱えながら気持ちを押し殺し、ずっと二人の友人として過ごしてきた。タイが突然病に倒れて亡くなり、ネイルは悲しみに暮れるステファニーをそっと支え続けていた。親友の死につけ込んで彼女を手に入れることはできないと思うネイルだったが、ステファニーへの叶わぬ思いは強まっていくばかり。彼は二人の間に距離を置こうと最近は彼女に会わないようにしていた。タイの死から1年半。ふとこのままでは彼女が他の男性のものになってしまうのではないかと気付いたネイルは、ついに自分の想いに正直に行動しようと思い立つのだった。


いやー、よかったです。1年半前に最愛の夫を脳腫瘍でなくしたヒロインのステファニーと、ステファニーの夫・タイの親友で、タイにステファニーを紹介されたときから4年半の間ヒロインをずっと愛し続けていたヒーロー・ネイル。
一人の人間の死を挟む話は、下手すると亡くなった人の存在が軽んじられたりして浅はかになりがちな気がするんだけど、この二人の気持ちの揺れ動きはとても納得がいくものがありました。思わず二人とも応援したくなってしまいます。

ネイルの思いはとても深くて強くって、その気持ちをまっすぐステファニーに向けていく姿はとてもすがすがしいし、かっこよかったです。ステファニーを脅えさせないようにゆっくり二人の関係を進行させようと頭では思っているネイルなのですが、4年以上の間募らせてきた思いはあまりに激しくって、すぐわれを忘れてしまう姿がかわいい。
二人とも気持ちに素直に行動するし、意固地になったりしないので心地いいし、葛藤やすれ違いなども乗り越えて最終的に幸せになったときにはこっちもハッピーな気分に。
それにけっこうホットな描写が充実していて、主役の二人に肩入れできる話だけにそちらの面でもすごい堪能させてもらいました(笑)。

キャンディス・キャンプはたくさん蔵書がでているけれど、初めて読みました。
今までMIRA文庫からでてる本の表紙が可愛らしいイラストなので、もう少しソフトで乙女チックな話を書く人なのかと思ってしまっていまして、この大人同士の恋愛の繊細な心の揺れ動きを書くうまさに驚きました。
それにホット度の高さにもびっくり・・・ヒストリカルも早速読んでみようっと 笑。



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