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Luxe 1・2・3  アンナ・ゴッドバーセン

2009.05.09 *Sat
“Luxe シリーズ”の1冊目。元々原書では1冊のロマンス小説が、なぜか3分割され単行本にて発売されています。

     主婦の友社 2009.02

ヒロイン:エリザベス・ホランド(18)  ダイアナ・ホランド(16)  ペネロペ・ヘイズ(18)
ヒーロー:ウィル・ケラー(18)  ヘンリー・スクーン・メイカー(20)

滞在していたパリから戻ってきたエリザベスを、ニューヨーク社交界のきらびやかで退屈なパーティ三昧の生活が待ち受けていた。しかしエリザベスは母親から急逝した父が残した借金でホランド家は破産寸前だと聞かされる。家族を救うためにはなんとしてもエリザベスが金持ちと結婚しなくてはならないのだ。そこへ舞い込んできたのが、巨万の富をもつスクーンメイカー家の放蕩息子ヘンリーとの婚約話だった。彼の父親はホランド家と血縁関係になることで伝統的な名声を手に入れたいと思っていたのだ。しかしヘンリーはエリザベスの親友ペネロペの愛人だった。そしてエリザベスもまた屋敷で働く御者のウィルと思い合っていたのだった。


視点がころころと変わっていく話の進み方で、だれが特別な主役という感じではなかったです。一応のヒロインと思われるエリザベス、妹、友人、召使い、婚約者など・・・次から次と変わっていきます。
ストーリーもエリザベスが中心ながら、恋模様を中心に描いているわけではないので、純粋なロマンス小説という感じではなくロマンスを描いた群像劇といったところでした。

それにしても登場人物ほとんどが自己中で、欺瞞の嵐。誰一人掛け値なしに魅力的って言える人がいなかったんですよね。ほぼみんな自分のことばかり考えています。
ヒロインも家族のおかれてる状況はつらい立場だろうけれど、状況に流される事なかれ主義的な女性で好感が持てなかったです。
みんながおなかの中に一物かかえていて、まあよく言えばそれってとっても人間らしい感覚だろうし、緊張感もあるのですが、決してロマンティックではないです。でもロマンスではないと割り切れるほど、登場人物や設定に重みや深みがあるわけでもないのが微妙なところ・・・。
続編もあるようで、この後、彼らはどうなっていくのか続きを読むともっと面白く感じるのかも知れませんが。

それにしても1冊150~180ページ程度で字が大きいこの本、3冊で3000円・・・ってロマンス小説にしては高すぎるし、手が出しづらい値段だと思います。確かに装丁は素敵ですが。
分量的には文庫1冊でも余裕で収まると思うから、普通にロマンス系の文庫として出版したほうがたくさんの人が手にしやすいんじゃないのかなぁ。。



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